March 1, 2018

 初めまして。加藤手織牛首つむぎ代表の加藤治です。牛首紬の魅力を皆さんに知ってもらうため、そしてこの牛首紬を後世に伝えて行くためにホームページを立ち上げ、加藤手織牛首つむぎで行っている作業の工程をすべて掲載させて頂きました。最近ではたくさんの方が牛首紬の生地や作業の内容にご興味を持ってくださり、海外や都市圏からはるばる足を運んでくださる方もいらっしゃいます。これからも牛首紬をみなさまに届けられるように日々、よりよいものづくりを追求したいと思います。

 今、石川県白山市桑島には、羽毛のような綿雪がほとほとと舞い降り続けています。純白の雪景色を眺めていると、牛首紬がこの土地で発展した理由が思い返されます。

例えば、蚕の食料である山桑の幹が雪の影響で曲がり易く、成長速度が遅くなると共に樹高が低くなり、葉の収穫がしやすかったことは、牛首紬がこの地の中心産業になった理由の一つであります。

また、雪により「出作り」という経営体形を取らざるを得なかったのも理由の一つです

冬は大雪の影響で地域の外に出ることができず、屋内での仕事に限られたため、牛首紬で生計を立てていたといわれています。
 

    こう考えると産業と気候の関係は非常に大きく、みなさんも調べてみると新しい知見が得られるかもしれません。私もこれからも色々な角度から牛首紬の魅力を発見し、そして発信していきたいと思います。

※出作り:夏季(4月~11月)には山中の住居(いわゆる出作り小屋)で焼畑や養蚕、製炭などに従事し、冬季は(12月~3月)は母村に帰って生活をするという、一種の二重生活を指す。

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